『82年生まれ、キム・ジヨン』、とてもいい映画でした。
ぜひみんなにも見てほしい!
原作は原作なりに共感できる部分もあって意義もありますが、映画は少し別路線でして、わたしは原作通りを描かなくて良かったです。
映画は原作より「明らかに差別行為をする男性の姿」が減って、「何かと問題意識を持ち、連帯しようとする人々の姿」が増えてる気がします。
確かに、わたしよりずっと差別を受けて生きてきた女性たちからすると、この映画が描いている現実は「まだまだ甘い!」ってなるかもしれません。
しかし原作が出た2016年より映画が出た2019年は、いくらか進んだこともあるはずで、もう少し希望のある話になっているのに頷き、できるだけ「敵」を作らず現実を伝えようとしていることで、もう少し多くの人が共感できる内容になっているのも良いと思いました。
それでも、権力や地位を持っていない若年層の男性たちからすると、映画が描かれている現実すら「こんなの大げさじゃね?」ってなるかもしれませんが、、
親世代と比べて、学生時代は確かに目立つ性差別は大分なくなっているかもしれませんが、結婚・出産・育児の当たりになると、まだまだ堅固な差別が存在しています。
これは会社の経営陣、配偶者の親が<この類の性差別は当たり前>だった時代を生きてきたからと思います。
自分の子どもにはのびのびと生きてほしいけれど、他人の子どもを扱うときはちょっと事情が違う訳です。
悪意はないけど、この矛盾がまだ多くの人々を苦しめている。
それに気づいて、いろんな人と手を取り合って矛盾を減らそうと頑張るのが「連帯」なんだと思います。
どうか異なる属性を「敵視」せず、「理解できないもの」と諦めず、連帯を図っていきましょう。


